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Via Fontana Italia ☆オープンハウス☆

本日6/2(土)と明日6/3(日)は姫路山吹のモデルハウスのイベントが行います。
時間は10時~17時(トリーニは土曜日10時~17時お待ちしていますが、日曜日に関して10時~12:30時までです。)

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今回はパンフレットのためにトリーニがインタービューを受けました:

Q1.イタリア建築の特徴はなんですか。
A1.イタリア建築の一つの特徴は良いものを大切にすること。
昔ながらの建物・まちなみもそうですが、人付き合いや暮らしもです。
人とモノを大切にし始めたら、自分の人生もどんどん豊かになっていきます!

Q2.どうしてイタリアで多くの外壁は塗り壁で仕上げてあるんのですか。イタリアの風土・その他に関する事を教えてください。
A2.イタリアの建物を創る時には「いつまでも建っていて欲しい」という願いを込めて
創ります。そのため、耐久性のある、年月とともにどんどん味が出る素材を使います。
例えば、外壁は雨風を受けるので、石張りやレンガ、または厚みのある塗り壁
で仕上げています。いずれも無垢材ですので、少し表面が削られても大丈
夫です。
「馬子にも衣装」と思っている人がいるかもしれませんが、本物は厚みがあります。
塗り壁の場合は自然素材の土を使うので、イタリアのまちなみの色は暖色系のクリーム
色からオレンジピンクの間で展開することが多く、カラフルでありながら激
しい印象を与えません。また、天然素材を使うと、最初から自然な色むらがあ
るため、真っ白よりも汚れが目立ちにくいと言う利点があります。

Q3.イタリアは、なぜ広場に噴水があるのですか。
A3.通りが「人が通過する場」であれば、広場は昔から「人が集まって、交流する
場」です。
イタリアの街には、いくつかの広場があります。市場のための広場、教会前の広場、
政治や裁判の活動のための広場、軍事の練習のための広場など。
人や動物が集まる場所こそ、水が必要です。ラテン語の「フォンテ→フォン
ターナ」は「泉」という意味です。
広場は経済や人の生活の中心部なので、広場を見ると、その街の豊かさがわかり
ます。
水はもちろん大切な資源なので、街の良い印象を与えるために、昔から水を綺麗に
見せるための仕掛けは色々と考えられてきました。
例えば、水の勢いのある滝や広い水盤がそうです。
ローマ、シエナなど、水が少ない街では朝の早い時間に牛、羊、馬を郊外から連
れて行き、市内の噴水で美味しい水を飲ませたのです。
また、水には蒸発して気温を下げる効果がありますので、長い夏を快適に過ごせる
エアコンの役割も果たしてきました。
イタリアの街には、見た目の面でも、実用性の面でも、噴水は無くてならない存在
なのです。

Q4.なぜ日本で南欧風(南ヨーロッパ)と言われるデザインに人気があると思われるかのか?
A4.イタリアの建物は「人生を大切にする」という理念のもとに創られているので、
「南欧風」のデザインは自然と優しい印象を与えるのでしょう。イタリアの建物は
人のハード面、ソフト面(体・精神)の両面を満たすよう工夫されており、かつ
実用性も兼ね備えているので、日本人もその想いを汲み取ってくれているのでしょうか。

Q5.イタリアの家で健康に敏感なため無い装 には自然素材の物を使用するはやはり大事なコンセプトですか。
A5.イタリアはスローフードやスローライフの発信地です。
スローは「のんびり・・・」という意味ではなく、「慎重に生きる」、「人生の
素晴らしい瞬間瞬間を大切にする。」ということなのです。この考えが浸透したことで、
イタリアでは「衣食住」を大切にする人が多くなりました。
中でも、「衣食住」のうちの「住」は時代を超えて、人に一番深い影響を与えている
と思います。
つまり、良い建物に住むだけで、特別な出来事はなくても毎日明るく、幸せに過ごせる!
「住まいを大切にする」というのは、具体的には、材料の品質・デザイン性に妥協
せずに使い勝手にも拘るということなのです。

Q6.街並みが石のグレー・土のブラウン・遺跡・etcで暗いイメージがあるので、インテリアとか内装材・デザインなど太陽の赤・空のブルーで温かさを出す特徴がある。優しい柔らかい色を使うというイメージがありますが正しいですか。
A6.実用的でありながら、まちなみの調和を守ってくれる外装のニュートラル色とは
対称的に、イタリアの家のインテリアは明るいです。
また、どの建物も窓の大きさ、天井の高さ、光の
当たり具合が違うので、全てのインテリア空間はそれぞれユニークなのです。
そこで、それぞれの空間の特徴を強めて、弱点を目立たなくするために色を使います。例えば、細長い部屋の
狭い方の壁を寒色系の色で仕上げることで、奥行き感を感じさせます。また、ふぞろ
い、暗い、狭い部屋でもインテリアコーディネートの力でバランス良く、心地良く
調整できます。
そして、もちろん家を愛することで、自動的に、住まいは明るさ、優しさが溢れる空間に
なります。やはり、好きな色に囲まれて生活すれば、幸せになって、好循環に家
をもっと好きになっていくでしょう。
考えてみれば、魚は青の世界に暮らしています。トラは緑。ラクダは砂色。白
い環境に住んでいる動物はいるでしょうか。はい!ペンギン、白熊、人間・・・
あなたはどんな色がすきですか。
是非、白色も含めて、いろんな色の魅力を再発見してみませんか。

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